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2020年 12月 23日

Leica MDa <その4>

ハナシがアチコチに行って間が空いております(スンマセン)
MDaのお話に戻ります。


「街が戦場のように写るのでは」という高梨豊氏の台詞を引用した田中長徳氏の記述(ややこしいな、笑 初回記事参照)をご紹介しましたが、ご覧頂いた通りそこに具体的な機種名の記述はありません。


ただ、同記述は「カメラはライカ」の Leica Ig の項に登場することから、個人的には「ファインダーのないライカ」というのもバルナック型のことを指しているのかな…という印象を持っていました。




しかし!

前回も書いた通り、このエピソードは彼の著書のあちこちに出てくるのですが、うち、「ライカ ワークショップ」の中に、核心(笑)となる記述があったのでした!(スンマセン Part2)




結論から言うと、この「ファインダーのないライカ」は「MD」のことでした!
しかも、それは漠然と”何かのレンズが着けられた”ファインダーレス・ライカではなく、「エルマリート28mm付き」の状態を指していた!!ということが判明。


詳細は是非、件の書籍を実際に手に取って(買って!)確かめて頂きたいと思うのですが、簡単に言うと、高梨氏がかかる「MD+エルマリート28mm」の組み合わせから想起したイメージが「街が戦場のように写るかも」であった由。


 Leica MDa <その4>_c0291635_22533093.jpg




そこには、やはりその「戦場のよう」の意味等が解説されている訳ではありませんでした。

しかし、ただ単なる偶然に因って出会ったMDaを見た瞬間、「街が戦場のように」の台詞を想起し、ジャンク扱いという安さに”カメラ好きのヘソマガリ”も手伝って買ってはみたものの、あれはバルナックの話だったのかも、とやや消沈気味だった…ところへ、MDと言えばつまり、手許のMDaの先代であって、イメージとしては大きくは変わりない、ということが判明して、ちょっとプラスサイドに気分が戻ったところなのです、今(単純、笑)



ただねぇ…その「エルマリート28mm」ってのは、ヘリコイドリングにストッパーありの「初代」という、今となっては特別に凄いブツなんだよなぁ。
コレは無理だ(^ ^;)




by photographer_you | 2020-12-23 22:54 | ~′60s camera


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