2024年 03月 01日
2024年 02月 28日
KODAK pocket INSTAMATIC 10 で、当時撮影した写真。祖父の工場である。 探せば恐らくネガも出てくるのでは…とは思うが、飽くまでも「L版プリントのデジイチ複写」である(※退色・変色していたので復元処理)。 なお、これは当時のフジカラーでいうところの「絹目プリント」で、表面に細かいドット状の凸が加工されたペーパー。察するに、指紋が付き難い様にという配慮かと思われる。 細かくアラ探しをする様な真似は敢えて避けてはおくが、”SMILE SAVER” の使命(こちらの記事の2枚目写真および本文を参照)を帯びた固定焦点カメラゆえ、レンズは遠景を重視した設計の筈もない。原版は画面の小さな110フイルムゆえ短焦点で被写界深度が稼げるのでコレでOKという考えであろうが、客観的に見て性能はご覧の通りである。 勿論、当時コレを見た祖父はかわいい孫(笑)の作品ゆえ、「よく撮れた!」と大絶賛レベルに褒めてくれたのだが。 #
by photographer_you
| 2024-02-28 23:50
| The Moment I Saw
2024年 02月 27日
そういう訳 で ”SUPER” と云うか ”改良版” として、「オート110スーパー」は流石のシリーズ2代目、完成度を高めたモデルと評して良いでしょう。 で、(オリジナルのオート110も含めて)その魅力は…?と云えば、やはり、なんと言ってもコレ👇 この ”サイズ感” ですよね。 カメラをホールドつまり ”握る” というよりも、”つまむ” と表現する方がしっくり来る、「ミニチュア」感。 そう、現実の風景に対してのジオラマ然り、名車のスケールモデル然り、ヒトには、どうやら好みのモノを精密に縮小したものに惹かれる、手許に置きたがるという、そういう欲求が備わっている様に思われます。 「でも、カメラって、元から掌に収まる様なサイズ感じゃないの」と仰る向きもあるかも知れません。それは確かにその通りで、ライカ以降のカメラ(フイルム機)は画質とコンパクトさを両立した実用品として、十分に小さい。しかし、「ライカ」が小さいと言っても例えば「大判カメラ」(4×5とか)のミニチュアだということにはならず、やはり ”極小サイズに、緻密に縮小されている” という部分にこそ、その欲求の根源がある様に思われます。 ベイビー・ローライ という、6×6判のスタイルをほぼそのままに4×4判にスケールダウンしたモデルには実用性を超越して「可愛い」という想いを禁じ得ないし、 少し前に市販されていたトイデジで M3 やら Nikon F やらを模したものが存在したというのも、ちょっと似た感覚だったのでは。 しかもこの auto110 シリーズは一眼レフであるだけでなく、数本の「交換レンズ」が用意されていて、ちゃんと金属のバヨネットマウントでレンズ交換まで可能です。レンズはまるでオモチャの様なサイズ感で、でも、それを摘まんでマウントにあてがい、右へ回すと、 ”カチッ” と嵌まる! こんなに小さいのに、普通(=所謂35mm判)の一眼レフと全く同じ操作感、精密さ。更にさらに、レンズにはフロントキャップとリアキャップが同じスケール感(当たり前)で用意されていて、フロントキャップは「小さいからカブセ式でイイよね」なんてことは言わず、当世風(?)のスプリング式なのです。 「一眼レフとする意味があるのか」と思った(こちらの記事 を参照)のは110ポケットカメラに抱いていた不満に発した「実用性への懸念」だった訳ですが、一先ずそれは置いておいて、「精密にスケールダウンした一眼レフ」というモノがもたらす愉悦については、実際に触れてみてよーく理解出来たワタクシなのでありました。 ( 続く ) #
by photographer_you
| 2024-02-27 23:27
| ’80s camera
2024年 02月 26日
言い訳(笑)を済ませたところで本題に戻りましょう。 さて、既にお気付きかもですが…ここまでワタクシ「auto110 ”シリーズ”」という表記をしております。この理由は、例の広告での初見は「auto110」だったけれど、今回取り上げているのは「SUPER」の方だから、です。でも、実はその世代交代については全く知らずにいました。それもSUPERの発売(1983年とのこと)すら認識していなかったレベルで、ほんの数年前、中古カメラ市で見掛けて初めてその存在に気付いたという次第。 では、その代替わりで何処が変わったのか? ・巻上げ操作変更(2回→1回、分割巻上げ可に) ・メインスイッチの増設と、セルフタイマーの搭載 ・逆光補正ボタンの増設 …が、変更点としては大きなものでしょう。 巻き上げに関してはそういうものだと割り切れば…とも言えますが、スイッチが設けられたのは無駄コマ(カバンの中で押されちゃった…といった)防止でしょうね。110フイルムは撮影可能枚数も少ない(12 or 24枚)ですし…。また、セルフタイマーはファミリーユースにはやはり不可欠なのでしょうし、その名の通り「オート」専用機なので逆光補正ができないというのは一種の ”欠陥”。 ただ、冷静に考えるとこれらはカメラ本来の性能がアップグレードされた訳ではなくて、足りなかった機能の補足とか利便性向上のマイナーチェンジ。「スーパー」の名に値するのかと云うと甚だ疑問で「オート110 ”改”」くらいが相当ではないか?とも思ったりはしますが、やはり営業戦略上は「SUPER」とした方がスーパーな感じです(笑)よね。 ( 続く → こちら ) #
by photographer_you
| 2024-02-26 22:05
| ’80s camera
2024年 02月 25日
一見ナゾの壁画。 ずーっと前から目にはしていて、でも正体が判らず、さりとて深くも考えず…でしたが、実は地図がモチーフだったのね。 差し詰め、テーマは「丸の内LOVE」とか? 絞り開放、なので周辺は画質落ちてますが…中心部のテクスチュア感は、なかなかの再現度を示しています。 ( 使用レンズ: Serenar 50mm f3.5 II ) #
by photographer_you
| 2024-02-25 23:38
| The Moment I Saw
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