2013年 09月 15日
前回、文字だけでは少々解り難かったかも知れませんので、補足しておきましょう。 「ボディ前後に円盤が出ているもののその径が小さく、雄ネジとは同軸になっていません。つまり、前側と後ろ側に小径の円盤をそれぞれ一個ずつセットして、わざわざギアを介して雄ネジを回す仕組みになっている」というのは、こういう状態です。 こうなっている理由について「単に凝っているのか構造上の必要性あってのコトなのか判りません」と書きましたが、実際に装着を行ってみると、前者かも知れないという気がしてきます(誤解の無いように少々注釈を加えておきますが、ここで“構造上の必要性”とは、例えば「スペースが無くて、大きな円盤状の部品は入らなかった」といったような意味です。で、一方の“単に凝っている”とは「本当はソコまでしなくても支障は無いが、より使い易くする為に一工夫を加えている」といった意味であって、意味も無く凝っている、ということではありません)。 カメラボディにMD-12を装着する際にどのようにそれぞれを手に持つか?というと、勿論好みもあるでしょうが、一般的には「右手にボディ」(裏蓋側に親指を当て、ホットシュー部を掌で包み込むように上から握る)「左手にモードラ」となるのでは。で、左手がこの場合のポイントなのですが、最初は「モードラの底を掌で下から支えるように」持って、装着ネジがキチンとボディ底の三脚穴に入るよう、位置決めをしつつ円盤(カタログ上は「ノブ」という名称になってました)を軽く回すでしょう。そして、ある程度(つまり、左手を離してもモードラが落下しないくらいに)三脚穴にネジが入ったら、「バッテリケース側(止めネジの側、つまり左)の側面に掌が当たる」よう持ち替えてやった方が、適当な強さ(しっかりと、でも締め過ぎず)でモードラが固定されるまでノブを回すには適しているようにも思われます。 すると、この左手が「底面」→「側面」の何れにある時も、ノブは“ど真ん中”にあるよりは左側に寄っていた方が好都合であることが解ります。ということは、Nikonはそこまで考えて、わざわざ左に寄せたのか??? でもその一方で、ご覧のようにMD-12のネジ(カタログ上、こっちの名称は「カメラ取りつけねじ」でした)は中央よりも前に寄っています。従って、同軸に一個の大きなノブを付けると不都合(前が出過ぎるか、後が出ないか)が生じてしまいますので、「構造上説」も捨て切れません。 本当はどっちなんでしょうね。
by photographer_you
| 2013-09-15 00:31
| ’70s camera
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